【デュエプレ】第9弾ランクマッチ環境まとめ デッキ解説
概要
7月21日の新カードパックリリースが目前となりました。第9弾EXパックには次のランクマッチ環境で台頭するであろう強力なカードが収録されています。
そこで今回は第9弾環境を振り返る意味も込めて、ランクマッチで活躍したデッキタイプを解説していきます。
各デッキのサンプルリストを載せていますが、実際に使用されたものではなくあくまで一例である点はご了承ください。
DP殿堂発表
7月19日公式から新しいデュエプレ殿堂の発表がありました。
対象になったのは超新星アポロヌス・ドラゲリオン。アガピトス等の下方修正以降長くランクマッチに存在していたデッキタイプ赤白ドラゲリオンの核になっているカードです。
使用率自体はそこまで高いものではありませんでした。しかし先行勝率が6割近いことに加え、今後実装予定のカードを加味した結果DP殿堂入りとなりました。
デッキに1枚しか採用できないことでシールドに埋まる事故はあれど、ヘリオライズでサーチできる点、空いた枠にボルガウルやザークピッチを増やせると考えると完全に死んだわけではなさそうです。とはいえ、デッキパワーが落ちたのは間違いないので、第一線で活躍するのは難しそうです。
各デッキリスト
トリガービート(ガントラビート)
ガントラ・マキシバスで序盤からシールドをブレイクしつつマナを貯め、ガルベリアスや烈流神でダイレクトアタックまで詰めていくデッキタイプ。
シールド・トリガーを大量に搭載しているため受けも強く、場に出たトリガークリーチャーがそのまま打点になるためカウンター性能が高いです。
アニマベルギスやアルバトロスを採用した火光自然闇の4Cのタイプや、フェアリーライフの代わりにモッフルを採用して序盤のパワーラインを上げたタイプなど、構築の幅が広いのも特徴です。
ガントラのパワーを超えるエルカイオウを採用できるメカオーやコントロールデッキ相手だとガントラが動けずマナを貯められないため、厳しい対面となります。
試合展開や1戦にかかる時間が短いため、個人的にランクマッチでおススメのデッキタイプです。
青白メカオー
使用者の腕前に左右されるデッキタイプ。シンプルで分かりやすいデッキですが、それゆえに毎ターンのプレイが大事になってきます。
基本的にはメカオーを展開し、ヴィーナスやマーキュリーといったフェニックスの早期着地を目指します。フェニックスが降臨したら、キャプテン・ミリオンパーツで相手のブロッカーを無効化して一気に攻め切ります。
大体どのデッキ相手でも戦えますが、サージェント・クワガタンやクリムゾン・メガ・ドラグーン、炎槍と水剣の裁など、フェニックスが着地する前に展開したクリーチャーを除去されてしまうとかなり厳しくなってしまいます。
使いこなせれば速攻からコントロールまで幅広い対面で戦えるデッキです。
コントロール(4C除去・天門型・5Cコン)
人によってデッキタイプや採用カードはもちろん採用枚数すら1枚単位で異なるほど構築に幅があるデッキタイプです。サンプルリストは自然不採用の4C型の一例で、ヴォイジャーの効果でアガピトスを早出しして盤面を固め、クイーンとキングの効果で相手を縛るデッキです。
他にヘブンズ・ゲートとザーディアを採用し受け性能を上げた天門型、自然文明を採用しマナの伸びを強化した5C型がありますが、あくまで大きく分類した場合のものですので、相手の行動を阻害しながら自分の動きをするという点以外は本当に人によります。
ほぼ共通して採用されるカードは魂と記憶の盾と竜極神、デーモンハンドあたりになります。どれも汎用性の高いカードです。
環境に応じてカードを自由に入れ替えられる拡張性がこのデッキタイプの強みと言えます。
パンダ
サンプルリストは闇不採用の4Cパンダ。ヤッタルワンからバンジョーにつなぎ、パンダネルラから攻撃と展開を行うデッキタイプです。水文明を採用したことで受け札にアクア・サーファー、フィニッシャーに烈流神が入っています。
パンダデッキには火光自然の純粋三色、アルバトロス採用の水文明不採用型4Cパンダなどの派生型があります。
デッキタイプはいずれも積極的にシールドをブレイクしていくビートダウンで、トリガーが無ければ押し切ってしまう火力があります。それゆえコントロール等の動きの遅いデッキに対しては有利がつくことが多いデッキタイプです。
一方、同系統のデッキに対しては先攻後攻の差が大きく、ドラゲリオン相手だと着地を防ぐ術がほぼ無いためトリガー頼みになってしまいます。
赤白ドラゲリオン
超新星アポロヌス・ドラゲリオンのメテオバーンでワンショットキルを狙うデッキタイプで、主流である火光構築はトリガーによる受けが強い構築となっています。派生とし初動を安定させるために自然文明を採用した赤緑型があります。
コッコルピアからスタートしてセンチネル、バディの4コストドラゴンを展開し、5-6ターン目のドラゲリオン着地を目指すというわかりやすい動きですが、一度着地を許してしまうとそのまま勝負が決まってしまうため、相手は進化元のドラゴンや初動のルピアの除去が必須となります。
ドラゴンの展開にバルケリオスが絡むとドラゲリオンの着地阻止が非常に困難になってしまうため、基本的に除去手段は炎槍と水剣の裁のような全体除去が求められます。
構築上、勝ち筋の大部分をドラゲリオンに依存しており、除去手段の豊富な除去コントロール相手だと進化元を丁寧に処理されるため、厳しい対面となります。
ドルバロム(4C型・黒緑)
ドルバロムの強力な破壊効果で相手の反撃の芽を奪うデッキ。主流なのは自然不採用の4C型かと思いますが、4Cコントロールとリストが似ている部分が多いため、今回サンプルには黒緑ドルバロムを載せています。
黒緑型はドルバロム着地までの速度を重視した構築でマナブーストやフェアリー・ギフト等で中速相手でもドルバロムが間に合うことができます。
基本的にドルバロムは試合展開の遅いコントロールに対して効果を発揮し、着地すれば大きなアドバンテージを得ることができます。しかし、速攻デッキ相手には基本不利がつき、闇文明をメインにしたデッキタイプだとあまり効果がないのが難点です。
4C型ではジャック・アルカディアス、ベガといった優秀なクリーチャーが採用できるので、安定を狙うならそちらがおすすめです。
リーフメビウス(All Division)
All環境のみ使用可能なデッキタイプ、リーフメビウスです。
基本的な動きはアストラル・リーフを召喚し手札を確保した後、メビウス・チャージャーでリーフをマナに送ることでマナを伸ばし、ロスト・ソウルで相手の手札を破壊した後、豊富なマナを使いサファイアや竜極神といったフィニッシャーで攻撃します。
最速で5ターン目にロスト・ソウルが撃てるため、圧倒的に有利となります。ロスト・ソウルが撃てなくても宝剣でマナを減らしたり、竜極神で圧をかけられたりと、リソースの大きさが動きの強さになっています。
コンボデッキに類するデッキタイプなため、理想の動きから遠ざかるほど弱くなること、受けが無いに等しいためビートダウン相手だとそのまま殴られて負けてしまうことが難点です。
カチュアシュート(All Division)
カチュアから強力なドラゴンを発射して勝負を決めに行くデッキ。スペース・クロウラーや剛撃電磁サイバゴンといったサーチカードの採用によって2コストマナブーストから安定してカチュアまで繋げることができます。
戦攻竜騎ドルボランを採用して除去の幅を増やしたり、アルバトロスを採用して破壊されたカチュアやサーチクリーチャーを再利用するといった構築もあります。他にもドラゴンは優秀なカードが多いため構築も様々です。
採用するカードや対象となるドラゴンによりますが、基本的に受けが薄くビートダウン相手が苦手であり、カチュアを適切に処理されてしまうと中盤の動きが止まってしまうため魂と記憶の盾を合わせられるコントロールも若干苦しいです。
白緑ブリザード(All Division)
驚異的な展開力のビートダウンデッキ。切り札であるダイアモンド・ブリザードの能力でビートダウンでありながら手札が切れにくく、単体除去では間に合わない展開力を見せてきます。
デッキ内の種族がほぼスノー・フェアリーなので光器ペトローバとの相性が非常に良いです。
立ち上がりの遅いコントロールデッキには有利ですが、天門型の場合だと1枚で詰む可能性があり、トリガービートに対しては自身の受けの弱さから殴り合いは厳しい対面となります。
ブリザードの効果の関係でスノー・フェアリー以外のカードが採用しにくいため、撃たれ弱いのが弱点となっています。
青単ツヴァイランサー
AllとNew両環境で使用できますが、サンプルはストリーミング・ビジョンが使えるAll環境のものを載せています。
リキッド・ピープルを4体並べてツヴァイを出すシンプルなデッキ。マーキュリーの登場により呪文耐性も獲得した強力なデッキタイプです。All環境ではクリスタル・パラディンも搭載できるためブロッカーをどかして打点を増やすこともできます。
受けが弱いデッキ相手だとツヴァイを着地させてそのまま勝つこともできますが、その反面ツヴァイやマーキュリーといった切り札の進化元になる小型クリーチャーを除去され続けると勝ち目がなくなるため、コントロール対面はかなり厳しいです。
まとめ
新環境前にこれまでのランクマッチで活躍したデッキリストをまとめました。
中にはいくらか形を変えて次環境でも活躍するデッキもあるかもしれません。
第9弾ランクマッチはまさしく群雄割拠といった環境でしたが、次はどうなるか楽しみです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今後も記事を上げていきますので、何卒よろしくお願いいたします。
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